トマトが黒い!黒い斑点がついているのは食べても平気?

紫トマト

赤い色がみずみずしく食欲を増進させてくれるトマトですが、黒く変色してしまうことがあります。

家庭菜園して育てたトマトや、いただきもののトマトに黒い斑点を発見した経験のある方は多いのではないでしょうか。

黒く変色したトマトは食べることができるのでしょうか?それとも捨てるしかないのでしょうか。

黒いトマトについて調べてみると、様々な原因があることがわかりました。原因と対策、食べられるのか?についてご説明していきましょう。

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トマトが黒い原因は?

トマト

トマトが黒くなってしまうのは尻腐れ病?

カルシウムやホウ素不足による

トマトが黒くなってしまう原因の一つには「尻腐れ病」があります。へたと反対部分のお尻の部分が黒く変色している場合は「尻腐れ病」と考えて間違いありません。

トマトのお尻の部分が変色するだけに留まることもありますが、トマトの半分近くが変色することもあります。

これはウィルスなどによる病気ではありません。トマトが育つ際に、土壌にカルシウムやホウ酸が不足すると起きるトマトの生理現象の一つなのです。

乾燥させすぎ

尻腐れ病の原因として、土壌の乾燥も挙げられます。土壌が乾燥した状態が続くと、尻腐れ病のリスクが高まるのです。

食べても大丈夫?

尻腐れ病は、病気のような名前がついていますが、ただのトマトの生理現象なので食べることができます。黒く変色した部分を取り除いて食べれば問題ありません。

普通のトマトよりも甘い、味が濃いなどという人もいるほどです。

しかし、中には美味しくない場合もあります。また見た目が気になる方もいるかもしれませんね。

疫病の原因と対策は?

トマトの病気の一つに疫病があります。疫病とは植物全体に疫病菌というカビが発生することが原因で生じる病気です。

葉には灰緑色の斑点が出始め、拡大すると暗褐色の大きな病斑となっていきます。白い霜状のカビが生じることもあります。

実には茶褐色から黒褐色の病斑が生じて、やはて腐敗してきます。果実にも白カビが生じることもあります。

疫病の原因は多湿です。梅雨の時期など雨が続く20℃くらいの低温で多湿の時に発生します。さらに窒素分の多い肥料を多く与えること、通気性の悪さ、換気の悪さ、水の与えすぎ、なども発生原因とされています。

疫病の対策としては、窒素肥料を与えすぎないこと、風通しの良い環境で育てること、土壌の水はけを良好にすることなどがあります。

また、トマト疫病は人体に感染することはありませんので、変色した部分を取り除けば食べることができます。

黒斑病の原因と細作は?

トマトの病気の一つに黒斑病があります。カビの一種である病原菌が葉、茎、実などに繁殖する病気です。

葉には褐色の病斑が発生し、しだいに黒色に変わっていきます。大きな病斑が多数発生し、やがて腐敗します。

実には暗褐色の円形の病斑が生じ、穴があきます。黒斑病の原因は高温と多湿です。雨が続く時期に発生する可能性が高くなります。

黒斑病の対策は、土壌の水はけを良くすること、風通しを良くすることです。

また、トマト黒斑病も人体に感染することはありませんので、変色した部分を取り除けば食べることができます。

炭そ病の原因と対策は?

トマトの病気の一つに炭そ病があります。カビの一種である病原菌が実に繁殖する病気です。

実が熟する頃から発生し、はじめは身に黒っぽい小さな病斑が発生します。しだいに病斑が大きくなり、最終的には腐敗して落ちてしまいます。

炭そ病の原因は高温と多湿です。土壌の水はけを良くすること、風通しを良くすることが対策となります。また、被害のでた実は早めに取り除き処分することも大切です。

また、トマト炭そ病も人体に感染することはありませんので、変色した部分を取り除けば食べることができます。

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トマトの中身(種)が黒い原因は?食べても大丈夫?

料理をする女性

トマトを切ってみたら、中身が黒くなっていることがあります。トマトの種がありゼリー状になっている部分のことです。

もしトマトの表面にも傷などがある場合にはカビの可能性が考えられます。

しかし、トマトの表面はきれいで中身だけが黒い場合には熟しすぎていることが原因です。

完熟しすぎてから収穫したことで種が黒くなっているのです。特に雨が多い時に熟しすぎると起きる現象です。

熟しすぎているだけなので、黒くなったトマトを食べても問題はありません。しかし、黒い部分は気持ち悪いと思いますので取り除いて食べるようにしましょう。

ユミ

トマトは病気や完熟しすぎることが原因で黒く変色することがあります。ところが、実はもともと黒いトマトの種類もあるのです。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

まとめ

トマトは比較的育てやすい野菜なので家庭菜園をして楽しんでいる方は多いと思います。しかし、大切に育てたトマトに病斑や変色を見つけてしまうと非常にがっかりしてしまいます。

トマトが黒い原因は「尻腐れ病」「疫病」「黒斑病」「炭そ病」であることがわかりました。それぞれの原因を知り、対策に務めたいですね。

また種の部分だけ黒くなっている場合は熟しすぎていることが原因でした。

しかし、どのケースにおいても黒いトマトは人体に害はありません。黒い部分を取り除けは食べられるということも覚えておいてくださいね。

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