トマトの冷蔵保存方法は?ヘタを下向きにすると良いって本当?

トマト

冷蔵庫に入れておいたトマトが腐ってしまったことはありませんか?

「冷蔵庫に入れていたのにどうして傷んでしまったんだろう」と疑問に思う方もいると思います。

トマトは冷蔵庫に入れておけば大丈夫というわけではありません。傷みやすい野菜なので、正しい冷蔵庫保存をする必要があるのです。

ここでは、トマトの冷蔵庫保存方法についてご紹介します。ヘタを下向きにすると良い理由についてもご説明しましょう。

トマトトマトの保存期間は?日持ちさせるコツを徹底紹介!

トマトの冷蔵保存期間はどれぐらい?

時計

トマトは基本的に冷蔵庫で保管します。正しく保存していれば、冷蔵保存期間は約10日です。

トマトを冷蔵保存する時のコツは?

トマト

キッチンペーパーに包んで保存

トマトを冷蔵庫保存する時には、できるだけ美味しく長持ちさせるためにいくつかのコツがあります。まず1個ずつキッチンペーパーで保存するのがコツです。

トマトを傷つけないようにすることが理由です。

トマトはとても柔らかく傷つきやすい特徴があります。さらに水分量も多いので、少しでも傷ついてしまうとすぐに水分が出て腐敗の原因となってしまいます。

キッチンペーパーはそんなデリケートなトマトを包み込んでクッションの役割をしてくるのです。

ポリ袋に入れて保存

キッチンペーパーで包んだトマトはポリ袋に入れます。これも長持ちさせるコツです。これはトマトを乾燥から守ることが理由です。

この時ポイントなのはポリ袋の口をきつく締めないこと。

きつく締めて密封状態にしてしまうと、トマトから水分でポリ袋の中が蒸れてしまいます。これを防ぐために口は軽く締めるようにしましょう。

ヘタを下向きにして保存

冷蔵庫の中にトマトを置く時には必ずヘタを下向きにして保存することがコツです。

スーパーや八百屋さんに並んでいるトマトも必ずヘタが下になっています。これはトマトが傷みにくくすることが理由です。

トマトの実は水分をたくさん含んでいるためずっしり重みがあります。

ヘタではなくお尻の部分を下に置いてしまうと、やわらかいお尻の部分に重みが加わり続けてしまうため傷みやすいのです。

固いヘタならトマトの実の重みを受けても頑丈なので大丈夫。これがトマトはヘタを下に置くべき理由です。

重ねて置かない

野菜室で野菜がギュウギュウに詰めになっていませんか?

トマトは重ねて置かないことが長持ちのコツです。重ねておくと、下のトマトが上のトマトの重みを受けて傷んでしまいます。他の野菜を上に乗せること避けましょう。

切ったトマトは冷蔵庫でどうやって保存する?保存期間は?

トマト

トマトを冷蔵保存する際、調理しやすい大きさにカットしておくのもおすすめです。

薄切りにしておけば、そのまま食卓に出すことができるでしょう。一口大に切っておけば炒め料理などに入れることができて便利です。

お皿に並べてラップをするか、保存容器に入れて保存します。できるだけ密封するようにして保存しましょう。

切ったトマトは鮮度が落ちるのが早くなります。5日前後を目安に使い切るようにしましょう。水分が出てきて味が落ちてきてしまうのでなるべく早めに使うと良いですね。

実はトマトは冷蔵保存すると良くないって本当?

トマトは低温障害になる?

実はトマトは冷蔵保存するとあまり良くないと言われています。トマトはあまり寒さに強い野菜ではありません。トマトを保存する適温は10度前後です。

そのため冷蔵庫に入れてしまうと低温障害になることがあるのです。

低温障害になると、変色して腐敗していきます。表面にクレーター状の陥没が生じることもあります。味も食感も悪くなってしまうので食べることができなくなるでしょう。

冷蔵庫の温度はどれぐらいがいいの?

一般的に冷蔵室の温度は約2℃~6℃、チルド室の温度は約-1℃~+1℃、そして野菜室は約3℃~7℃となっています。

冷蔵室やチルド室にトマトを入れてしまうと低温障害のリスクが高まります。しかし野菜室ならトマトの保存に適した温度と言えるでしょう。

トマトの低温障害を防ぐためには野菜室で保存すれば良いのです。

冷蔵庫に入れないで保存ってできるの?

トマトは冷蔵庫に入れないほうが良いと言われることが多いです。冷蔵庫に入れないで保存することは可能なのでしょうか。

ユミ

詳しくはこちらの記事をご覧ください。
トマトトマトは常温保存が可能?栄養が増えるって本当?トマトトマトを冷凍保存すると美味しくなる?おすすめレシピは?

 

こんな状態になったら捨てましょう!見極めは?

NG

トマトがシワシワになっても食べられる?

トマトがシワシワになっている原因は、トマトから水分が蒸発しているからです。腐敗しているわけではないので、そのまま食べることができます。

しかし、味や食感は落ちているでしょう。生で食べるのではなくトマト煮込み料理に使ったり、トマトソースにするなど加熱料理にすると美味しく食べることができると思います。

また、トマトのシワシワは水につけて常温で放置しておくとツルツルに復活することがあります。ぜひ試してみてくださいね。

ぶよぶよしている!食べても大丈夫?

トマトがぶよぶよになっている理由は完熟しているからです。

トマトは収穫後も追熟する野菜なので、どんどん熟れていきます。そのため冷蔵庫に入れた時には固いトマトも数日するとぶよぶよになっていることがあります。

ぶよぶよになっているトマトはとても甘く美味しい状態になっているでしょう。もちろん食べることができます。

しかし、完熟と通り越して腐っている場合もあります。ぶよぶよの状態と合わせて異臭がしたり変色している時には腐敗していると考えられます。

食べずに捨ててしまうようにしましょう。

カビが生えたら食べられる?

トマトのヘタには白い綿状のカビがついていることがあります。さらにトマトの表面に黒カビが生じることもあります。

このような白カビ、黒カビを見つけたら食べてはいけません。

「小さいカビなら取り除いて食べられそう」と思う方もいるかもしれません、カビの菌は目に見えるものだけではありません。

表面にカビがあるということは、トマト全体にカビが広がっているのです。勿体ないですが破棄してくださいね。

まとめ

トマトは傷みやすい野菜ですが、上手に保存すれば冷蔵庫の中で約10日持たせることができます。

傷んだり鮮度が落ちたトマトは味も落ちてしまいます。最後までトマトの美味しさを楽しめるように、正しい保存方法をしていきましょう。

ヘタを下にして置く、野菜室に入れるなどのコツは絶対に覚えておいてくださいね。

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