トマトは常温保存が可能?栄養が増えるって本当?

トマト

夏野菜の代表であるトマトは、比較的暑さに強い野菜とされています。

そのため、常温保存したほうが良いと言われることが多いのです。本当にトマトは常温で保存しても大丈夫なのでしょうか?

本当に常温で保存したほうが良いのでしょうか?

ユミ

今回はトマトの常温保存について徹底的に調べてみたいと思います。
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青いトマトは常温保存をして追熟させる

トマト

青いトマトってどのぐらい常温で置いておくと赤くなるの?

トマトは追熟する野菜です。

追熟とは野菜や果物を未熟の状態で収穫して、その後、熟させていくことです。トマトは柔らかく痛みやすい野菜です。

特に完熟した状態のトマトはとても柔らかいため、収穫して店頭に並べるまでに傷んでしまうのです。

そのため、青い状態で収穫して店頭に並ぶまでに追熟させています。スーパーに青いトマトが並んでいることがあるのは、このような理由があるからです。

青いトマトを常温で置いておくと、3日~5日くらいで赤くなります。

適した温度はどれぐらい?

追熟に適した温度は15℃~20℃とされています。

さらにトマトを赤くするためには日光に当てることも大切です。日当たりが良く、風通しの良い所に置いて追熟させましょう。

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赤いトマトは常温保存はできるの?

トマト

冬場は常温保存が可能?期限は?

トマトはあまり寒さに強い野菜ではないので、常温保存できる季節であれば冷蔵庫保存よりも常温保存がおすすめです。

トマトの保存場所が10℃以下になる冬場であれば常温保存が可能です。直射日光を避けて風通しの良い場所で保管してください。

約1週間は美味しく食べることができます。

夏場は常温保存はできるの?期限は?

基本的に夏場はトマトは冷蔵庫に入れて保存するのが好ましいです。

もし常温保存してしまった場合には、その日のうちに食べきるようにしましょう。

どのぐらいの温度なら常温保存ができるの?

トマトを保存する適温は10℃前後となっています。

10℃までの温度であれば常温保存ができると覚えておいてくださいね。

冷暗所なら常温保存はできる?

冷暗所であっても、10℃以上になる場合には常温保存はできません。すぐに傷んできてしまうので冷蔵庫保存をしましょう。

スーパーは常温で売っている

「スーパーのトマトはどうして常温で保存しても大丈夫なの?」と思ったことがありませんか?

スーパーのトマトは常温で置いてあるにもかかわらず、鮮度が保たれています。

しかしこれはスーパー側で色々な工夫をしているからです。スーパーのトマトは鮮度を保つためにパック詰めや、ビニール袋で包装されています。

ばら売りしているトマトはその日のうちに売り切れる分しか並べていません。だから家庭で常温保存するのとは違うのです。

暑い場所に常温保存しつづけるとどうなっちゃうの?

夏場にトマトを常温保存しているとあっという間に腐敗してしまいます。

まず腐り始めたトマトはぶよぶよと柔らかくなります。表面が割れてきてしまい、カビが発生します。さらに腐敗が進むと悪臭もしてきます。

トマトを常温保存させる時のコツは?

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新聞紙にくるむ

トマトを常温保存させる時のコツは、新聞紙にくるむことです。

スーパーでビニール袋に入っているトマトでも、一度袋から出して新聞紙にくるむと良いでしょう。

新聞紙でくるむことで、トマトが傷つかないように保護することができます。さらに、乾燥を防ぐこともできるのです。ビニール袋に密封してしまうと蒸れてしまうので、新聞紙が丁度良いのです。

風通しの良い場所に置く

湿気のある場所でトマトを常温保存するとカビのリスクが高まります。

常温保存する時には、風通しの良い場所に置くのがコツです。新聞紙に包んだトマトはザルやカゴなどに入れておくのがおすすめです。

実はヘタを下向きにするといいって本当?

常温保存する時だけでなく、トマトを保存する時にはヘタを下にして置くと良いでしょう。

トマトは水分量がたっぷりなのでずっしり重みがあります。さらにトマトの皮は柔らかく傷づきやすいという特徴があります。

そのため、トマトのお尻のほうを下に置いてしまうと、柔らかい皮にトマトの実のずっしりとした重みが加わり続けるので傷んでしまうのです。

ヘタを下にすればトマトの重みを硬いヘタが支えてくれるので傷みにくくなります。

常温保存をするとリコピンは増えるって本当?

トマトは体に嬉しい栄養成分がたっぷり含まれています。

その中でも注目はトマトの赤い色素のもとでもある「リコピン」という成分です。

リコピンは、強い抗酸化作用があることで有名です。がん予防、動脈硬化などの生活習慣病の予防が期待できます。

このリコピンは常温保存することで増えるのです。スーパーで買ってきたトマトをそのまま冷蔵庫に入れてしまうと、リコピンの効果を高めることができません。

リコピンの効果を最大限摂り入れるためには、常温保存してリコピンの量を増やすようにしましょう。

トマトの追熟は、温度が15℃~20℃ぐらいの環境で最も進みやすくなります。この温度を目安にリコピンパワーを高めてみてくださいね。

まとめ

トマトは寒さが苦手な野菜です。そのため常温保存した方が良いと言われてきました。

保存のコツさえおさせておけば、美味しく常温保存することが可能なのです。さらにトマトを常温保存するメリットは栄養が増えるから。

トマトの栄養の源であるリコピンは常温保存することで増えるのです。トマトの栄養を最大限にしたい方は、ぜひ上手に常温保存をしてください。

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