トマトのリコピンは加熱や調理法で体内吸収率が変わるって本当?

トマト

トマトに含まれているリコピンはとても体に良いことは周知の事実です。

しかしただ食べるのではなく効率よくリコピンを摂取したいと思いませんか?

「加熱するべき?」「生で食べるべき?」

どういう調理をすると効率よくトマトに含まれているリコピンを摂取できるのでしょうか?まとめてみました。

ユミ

野菜って結構生で食べるほうが栄養価が高いと言われます。トマトはどうなのでしょうか?
トマトトマトの栄養は凄い!8の効能が期待される理由とは?

 

リコピンの吸収率は生と加熱どっちが良いの?

トマト

リコピンを効率よく体内に吸収したいなら加熱した方が良いと言われています。

その理由は加熱することでリコピンがトランス型からシス型に変化するからです。

「何でシス型のリコピンの方が体内で吸収しやすいの?」

答えは体内に蓄積しているリコピンはシス型だからです。体内のリコピンと同じ状態の方が吸収しやすいということですね。

リコピンは加熱した方が良いというのは100%の正解ではない?

「トマトは加熱した方がリコピンが吸収しやすいんだ!」

というのはほとんど正解なのですが実はちょっとだけ間違いだったりします。

どういうことかというと加熱しすぎるとリコピンは壊れてしまうからです。

せっかくリコピンを効率よく吸収しようとして加熱しているつもりでも実はリコピンを破壊していたとなると意味ないですよね?

ユミ

では、どのぐらいの加熱がリコピンの吸収に適しているのでしょうか?
トマトトマトの食べ過ぎは体に悪い?1日あたりどれぐらいが適量?

 

リコピンを効率よく吸収するにはどれぐらい加熱するのが良い?

トマト

リコピンをシス型に変えるにはどれぐらいの加熱が良いのでしょうか?

調べてみたところ150℃で5分加熱することでシス型に変化するようです。しかしそれ以上長く加熱してしまうとリコピンは壊れてしまうようです。

フライパンでの炒めものなどでトマトを使う時は短時間で高火力で炒めるというのがリコピンを効率よく吸収するコツだったりします。

ちなみに50℃以下だといくら加熱してもシス型に変化しないようです。

ユミ

トマトと言えば煮込み料理でもよく加熱しますよね?その場合はリコピンを効率よくシス型にするにはどれぐらいの加熱が必要なのでしょうか?

 

一番効率よくリコピンを吸収したければ煮込み料理が最適な理由とは?

フライパンだと短時間でさっと加熱するのがコツでしたが、煮込み料理の場合は実は違います。

実はフライパンで加熱してトマトを調理するよりも煮込み料理の方がリコピンを効率よくシス型に変化することができると言われています。

トマトを研究した論文によると最もリコピンがシス型に変化したのは90℃で1時間加熱した時だそうです。

そうなんです。90℃で1時間加熱と言えば煮込み料理を連想しますよね?

なのでトマトの煮込み料理は最も効率よくリコピンを摂取できる食べ方と言えるのです。

ユミ

90℃というのは大体沸騰しない程度の温度で煮込むことです。煮立たせないぐらいの弱火でじっくりと煮込むのがコツですね。

 

冷めたらリコピンはどうなるの?

ちなみに温度が低下するとシス型のリコピンは再びトランス型に戻ってしまいます。

再びシス型にするには150℃で5分の加熱や90℃で1時間の加熱ではなく電子レンジでチンする程度で問題がないようです。

ユミ

トマト料理は必ず温めなおすと美味しいし栄養面からも重要です。覚えておきましょう。

 

トマト料理は必ずしも加熱すると良いというのは間違い

「トマト料理は生よりも加熱したほうが栄養面ではより効果を期待できる」

これって実は半分間違いでもあるんです。

リコピンに関しては加熱した方が効果は期待できるのですが、トマトには他の成分も含まれていますよね?

他の栄養は加熱するとどうなるのでしょうか?簡単にまとめてみたいと思います。

 

90℃で10分間加熱した場合トマトの栄養成分はどうなる?
  • ビタミンC:半分になる
  • クロロゲン酸:半分になる
  • ルチン:20%程度失われる
  • ケルセチン:減らない
  • ナリンゲニンカルコン:なくなる(ナリンゲニンに変化する)
  • ナリンゲニン:増える

ユミ

上記の図を見るとリコピン以外の成分を摂取するならトマトは生のほうが良いと言えるでしょう。
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リコピンをより効率よく摂取したいなら他にも注意することがある!

トマト

加熱した方がリコピンは摂取しやすいということはわかりました。しかし他にも効率よくリコピンを摂取するコツがあったりします。

リコピンを効率よく摂取する切り方は?

実はトマトはぐちゃぐちゃに潰して食べたほうがリコピンは吸収しやすいんです。

どうしてかというと果肉や果皮の細胞にリコピンがくっついたままだと腸がうまく吸収しないそうです。

それを防ぐためにグチャグチャにして食べたほうが良いそうです。

オリーブオイルと一緒に調理をするとリコピン吸収率が上がる!

リコピンとオリーブオイルの相性は最強です。

リコピンは油に溶けやすい性質があって特にオリーブオイルと一緒に食すと普通に食べるよりも1.5倍吸収率が増加するというレポートがあったりします。

ユミ

イタリア料理でトマトとオリーブオイルとパスタが定番なのは美味しいだけではなく栄養面からも絶大な効果があったんですね。

 

オレンジトマトはリコピン吸収率が高いって本当?

オレンジトマト

実は普通の赤いトマトよりもオレンジトマトのほうがリコピン吸収率が高いと言われています。

何故オレンジトマトの方がリコピン吸収率が高いのでしょうか?

トマトの中に含まれているリコピンの形が赤いトマトとオレンジトマトで違うからだと言われています。

オレンジトマトに含まれているリコピンを顕微鏡で調べると油で溶けている状態のリコピンと酷似していたそうです。

ユミ

オレンジトマトはあまりスーパーでも見かけることは少ないですが、あったら食べてみたいですね。

 

リコピン入り化粧品って本当に体内に吸収出来ているの?

鏡を見る女性

リコピンは美肌に効果があるというのは結構有名なのでリコピン入り化粧品っていうのも存在していますよね?

リコピンを普通に食べても顔に配分される量は数%の為微々たる効果しか期待出来ません。

「なら直接肌にリコピンを吸収させたら効果が出るのでは?」

仮にリコピンを肌に浸透させることが可能ならコラーゲンやエラスチンの再生を促してしっとりとしたとても美しい肌に一役買うことが可能です。

問題はリコピンは肌に塗ることで浸透するのかということですね。

今時点の技術ではいくらリコピン入りの化粧品を塗っても肌に浸透させることは難しいと言われています。

皮膚は体外のウイルスなどを体内に吸収しないようなバリアーの役目があります。このバリアーはリコピンにも適用されてあまり吸収されないみたいです。

研究によるとある油分がキーマンに?

肌に塗ってもなかなか浸透しないリコピンですが、モノグリセリドとジグリセリトという成分の油分がリコピンを肌に浸透させる効果が高かったというレポートがありました。

他の油分では効果があまり期待できないレポートがあるようですのでこの2つの成分が含まれているリコピン入りの化粧品はもしかしたら効果があるかもしれません。

トマトのリコピンはどうやったら吸収率をあげられる?まとめ

  • リコピンは加熱することでより吸収率が上がる
  • 150℃で5分か90℃で1時間程度の加熱が理想。それ以上は逆に壊れてしまう
  • トマトの他の栄養分は加熱すると失われるものも多い
  • トマトはグチャグチャにしたほうがリコピンが吸収できる
  • オリーブオイルとリコピンは相性が良い
  • リコピン入りの化粧品はまだ未知数の効果
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