ミニトマトは気軽に料理に使うことができる便利なトマトです。
お弁当にポンと入れるだけで華やかになりますよね。さらに家庭菜園にもおすすめです。丈夫で失敗しにくく、収穫量も多いので初心者でも比較的失敗することがありません。
そんなミニトマトの王道とも言えるのが、今回ご紹介する千果です。どんな味や形や特徴があるのでしょうか。
トマトの品種一覧!様々な種類を端的に紹介します!千果とは
どこが開発したの?
千果は、高品質の種苗、農園芸資材を提供しているタキイ種苗株式会社が開発したミニトマトです。
フルーツトマトとして有名なフルティカや、最もメジャーなトマト桃太郎シリーズを開発したのもタキイ種苗です。
千果はタキイ種苗株式会社の人気商品でもあります。
読み方は?
千果は「チカ」と読みます。
名前を聞いたことがない人も多いと思いますが、スーパーで売られているミニトマトの半数は千果なのです。
スーパーのミニトマトにはあまり品種が表示されていませんが、もし表示がある時にはチェックしてみてください。
他にも似た品種がある
千果99
千果は一つだけの品種ではなく、千果シリーズとして展開しています。
千果99は、葉かび病(cf9)や斑点病に耐性があるのが特徴です。さらに黄化葉巻病にも耐性があります。
きれいな丸形で大きさは15g~20gの普通のミニトマトサイズ。安定して糖度が高いミニトマトです。
CF千果
CF千果は、葉かび病(cf9)や斑点病に耐性があるのが特徴です。
果ぞろいが良く、丸形で濃い赤色をしています。光沢がありツヤツヤした見た目が美しいミニトマトです。大きさは15g~20gとなっています。
オレンジ千果
オレンジ千果は、その名の通り美しいオレンジ色が特徴のミニトマトです。
千果シリーズの中でもカロテンが豊富。カロテンは体の免疫力をアップして風邪や病気を予防する効果や、目の疲れをいやす効果も期待できます。
大きさは15g~20gと他の千果シリーズと同じサイズです。糖度は8~10度と高めになっています。
千果の味や形などの特徴は?
味は?
糖度は8~10度となっています。普通の大玉トマトの糖度は4~6度なので、千果は甘みを感じる美味しいトマトと言えます。
トマトらしい酸味もしっかりあるので、トマト好きの方にも満足の味わいです。果肉がしっかり詰まっているので水っぽくなることもありません。
生で食べるのはもちろん、丸ごとパスタやオーブン料理に使うのもおすすめです。
形は?
千果の大きさは15~20gとなっており、一般的なミニトマトの中サイズくらいになります。そのままお弁当に入れたり、半分にしてサラダに入れるなど、使い勝手の良いミニトマトです。
形はコロンとしたきれいな丸型で、家庭菜園の場合でも比較的形よく栽培することができます。
光沢のあるツヤツヤな表面が千果の魅力でもあります。
栄養は?
トマトの代表的な栄養素がリコピンです。
抗酸化作用があり、生活習慣病やがんを予防する効果が期待できます。千果にはこのリコピンが普通の大玉トマトの3~4倍も含まれていることがわかっています。
家庭菜園向き?
さらに千果の魅力は家庭菜園に最適というところです。
ミニトマトは家庭菜園初心者の方に人気の野菜ですが、千果はその中でも育てやすいミニトマトの品種となっています。
「病気に強い」「破実しにくい」「草勢が落ち着いている」という育てやすさがあります。
雨に濡れないようにしていれば、失敗することなく収穫することができるでしょう。
収穫時期になると実がたくさんつくので、美味しいミニトマトを思う存分味わうことができるでしょう。
まとめ
今回はスーパーや家庭菜園でおなじみのミニトマト千果についてご紹介してきました。
スーパーでツヤツヤして美味しそうなミニトマトが売っていたら、千果である可能性が高いです。
栄養価が高く、甘みもあり、そして育てやすいという優秀なミニトマトなのです。ミニトマトを買う時にも、作る時にも、迷ったら千果を選べば間違いないでしょう。
トマトの品種一覧!様々な種類を端的に紹介します!