ミニトマトにはたくさんの品種が存在します。
同じく赤いミニトマトに見えても、糖度の高いもの、酸味の強いものなど様々。生のまま食べるのが美味しいミニトマトもあれば、パスタなどの加熱料理に向いている品種もあります。
今回ご紹介するチャドウィックチェリーは、加熱して食べると美味しいとされているミニトマトです。
どんな味や特徴があるのか調べてみたいと思います。
チャドウィックチェリーとは
由来は?
チャドウィックチェリーとは、「チャドウィック」という人物の名前にちなんで名づけられています。
有機農法の先駆者として知られる思想家であり哲学者のルドフ・シュタイナーの弟子である故アラン・チャドウィックが育成したミニトマトなのです。
アラン・チャドウィックはイギリスの園芸家であり、新しい世代に大きな影響を与えたとされています。
アラン・チャドウィックが作り出したこのチャドウィックチェリーは、最も美味しいミニトマトの一つとして有名なのです。
しかし、気軽にスーパーや直売所で買えるミニトマトではありません。チャドウィックチェリーを購入したい時には通販を利用すると良いでしょう。
もしくは家庭菜園をしてみるという選択肢もあります。
チャドウィックチェリーは病気になりにくい特徴があるので家庭菜園初心者でも比較的失敗がありません。
自然農法でたくさん収穫することができるということで、家庭菜園用のミニトマトとしても人気があるのです。
チャドウィックチェリーの味や形の特徴は?
糖度はそれなり?
チャドウィックチェリーは、名前に「チェリー」とつくことから、さくらんぼのように甘いトマトをイメージしていたのですが、糖度はそれほど高くはありませんでした。
しかし、トマトの旨みが凝縮されているところが美味しさとなっているのです。
皮は少し固く果肉がしっかりしています。口に入れるとジューシーなトマトの味わいが広がる存在感のあるミニトマトと言えるでしょう。
酸味もそれなり
チャドウィックチェリーは酸味もそれなりにあります。最近のトマトは酸味が少なく、甘みが強いものが多いです。
でも甘いだけがトマトの魅力ではありません。
トマトならではの酸味と甘みを味わえるのがトマトの美味しさです。チャドウィックチェリーは、トマトの酸味と甘みのバランスが丁度良いのです。
色は濃い?
チャドウィックチェリーは、とても濃い赤色をしていてとても美しいです。
ハリがあってツヤがあるのも特徴です。大きさは15g~30gほど。普通のミニトマトより少し大きなサイズです。
チャドウィックチェリーのおすすめの食べ方は?加熱すると美味しい?
トマト本来の酸味と甘みを味わえるチャドウィックチェリーのおすすめの食べ方は、過熱料理です。
サラダやお肉料理の付け合わせとして生で食べるのも美味しいのですが、加熱することでさらに旨みが増すでしょう。
皮も実もしっかりしていて、水分量もそれほど多くないので、加熱してもべちゃっとなることがありません。
味がぼやけることがないので、トマト加熱料理はいつも上手くいかない…という人にもおすすめです。
おすすめレシピは定番のパスタ料理です。半分に切って加熱したチャドウィックチェリーにお好みのパスタを入れてさっと和えましょう。
さらに輪切りにしてピザの具にしたり、丸ごとオーブン料理に加えても美味しいです。
まとめ
今回は歴史的なイギリスの園芸家であるアラン・チャドウィックが育成したミニトマト、チャドウィックチェリーについてご紹介してきました。
糖度はそれほど高くはありませんが、甘いだけでなくトマト独特の酸味もちょうどよく、とても美味しいミニトマトです。
あまり流通していないので、気軽にスーパーで買うことが難しいですが、家庭菜園なら美味しいチャドウィックチェリーをたくさん収穫することができるでしょう。
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