ミニサイズが可愛いミニトマトですが、さらに小さいトマトがあることをご存知でしょうか。マイクロトマトというとても小さなトマトなのです。マイクロとは「微小な」「小さい」という意味です。一体どれほど小さいトマトなのでしょうか。味や特徴なども調べてみたいと思います。
マイクロトマトとは?
誰が開発したの?
マイクロトマトは、ミニトマトよりも小さいトマトということで、完成させるまでには大変な苦労があったのだろうと思っていました。
そこでマイクロトマトを開発したのは誰なのか調べてみたのですが、意外な事実がわかりました。
マイクロトマトは、開発された品種ではなく風で飛ばされてきた種によって偶然できたトマトだったのです。
この小さなトマトを見つけた愛知県三河温室園芸組合は、面白い新品種だということで商品化を進めたのでした。現在もマイクロトマトは愛知県三河温室園芸組合の数件の農家のみで栽培されています。
マイクロトマトの味などの特徴は?
1センチほどの大きさ
マイクロトマトの特徴はとにかくサイズの小ささにあります。色は赤く、きれいな円形をしています。
一般的なミニトマトの大きさは2cm~3cmです。これでも十分小さいサイズなのですが、マイクロトマトは、なんと5mm~1cmになります。本当にマイクロサイズのトマトですね。鮮やかな赤色をしているので、たくさん実がなった様子はまるで木の実のようで可愛らしいです。
小さいけれど甘い!
マイクロトマトの魅力は小さいだけではありません。
小さいながらもとても味が美味しいのです。甘みが強くてトマトの味が凝縮されています。極小の粒なのにしっかりトマトの味がするので、はじめて食べた方はきっと驚くでしょう。
マイクロトマトの糖度は8度から10度となっています。
一般的なピンク系大玉トマトの糖度は4度~6度です。8度以上のなるとフルーツトマトと呼ばれるようになります。
マイクロトマトは、フルーツトマトレベルの甘さがあるのです。
さらに、この極小サイズの中に、トマトの栄養成分であるリコピンやビタミンC、食物繊維などもしっかり含まれています。
マイクロトマトはどんな食べ方をするのがおすすめ?
マイクロトマトは甘みや旨みがあるので、そのまま生で食べるのが良いでしょう。
極小トマトの可愛らしさを出すために、サラダなどのトッピングやお肉料理などの付け合わせに添えるのもおすすめです。
グリーンサラダよりも、ポテトサラダやかぼちゃサラダなど、マッシュ系サラダに加えるととても見栄えが良くなります。
マイクロトマトは意外と高い!おすすめは家庭菜園?
小さくて可愛いだけじゃなく、美味しさが詰まったマイクロトマトですが、一つ難点があります。それは、とても値段が高いということです。
100gで800円~2,000円という高級トマトとなっています。
スーパーなどで売られているミニトマトは100gで100円~200円ほどなので、マイクロトマトはとても高いことがわかります。生産している農家が少ないので、どうしても単価が高くなってしまうのです。
マイクロトマトを料理に使いたいと思って、気軽に買える金額ではありません。
そこでおすすめしたいのが家庭菜園です。
マイクロトマトは普通のミニトマトと同じように自分で育てることが可能。種なら500円前後で販売されているので気軽に試してみることができるでしょう。
プランター栽培も可能なので、マンションなどにお住まいの方でも安心して利用できますよ。
まとめ
今回は、ミニトマトよりもさらに小さいマイクロトマトについてご紹介してきました。
ミニトマトも半分以下の本当に小さいサイズであること、味が凝縮していて旨みと甘みがあることもわかりました。しかし、生産量が少ないことから値段が高いという難点もありました。
そこでおすすめは家庭菜園です。マイクロトマトはプランター栽培でもOKなので、どんな方でも気軽にはじめることができるでしょう。