トマトのようなベリーのような不思議なトマトを見つけました。
ホワイトカラントという、見た目も味も普通のトマトと全く違うユニークなトマトです。透き通った白い姿はとても美しくうっとりしてしまいます。
そんなホワイトカラントは一体どんな味がするのでしょうか。ホワイトカラントの特徴について調べてみたいと思います。
ホワイトカラントとは
由来は?
ホワイトカラントは、正確には一つの種ではありません。ユキノシタ科スグリ属の「レッドカラント」の白いタイプのものをホワイトカラントとしているのです。
ホワイトカラントの名前の由来は、「レッドカラントのホワイトのタイプ」ということからきているのでしょう。
誰が開発した?
ホワイトカラントはヨーロッパ原産のトマトです。誰が開発したのか?どのようにして日本に入ってきたのか?という疑問については、まだ詳しくわかっていません。
白い色、日光が強く当たると黄色くなる?
ホワイトカラントは、「ホワイト」と名前についていますが、実際に真っ白なわけではありません。
中身が見えるほど透き通って美しい白色のホワイトカラントもあれば、クリーム色や黄色に近いホワイトカラントまであるのです。黄緑色になることもあります。
ホワイトカラントのカラーの違いは、日光が関係しています。
日光が強くあたると黄色に近づいていく傾向があるのです。
白いホワイトカラントでも、収穫時期に強い日光を浴びてしまうとクリーム色、黄色と変化していくでしょう。
ホワイトカラントの味などの特徴は?
味は
ホワイトカラントはトマトというよりも、白ブドウのような香りと味わいがあります。
レッドカラントよりも、ホワイトカラントのほうが甘いのです。
トマト独特の苦味や青臭さを感じないので、トマト嫌いの方でもホワイトカラントなら食べられるかもしれません。
糖度や酸味は?
ホワイトカラントの具体的な糖度は出ていませんが、とても甘みがあるという感想が多いので、糖度の高いトマトと考えられます。熟したホワイトカラントはさらに甘みが増して美味しくなります。
逆にトマトならではの酸味は控えめです。
形は?
ホワイトカラントはきれい丸形をしているのですが、特徴なのが大きさです。大きさが1cmほどしかない小さなトマトなのです。
普通のミニトマトの大きさは2~3cmです。
また、極小のトマトとして知られるマイクロトマトの大きさは5mm~1cmほどとなっています。
ホワイトカラントは一般的なミニトマトよりはとても小さく、マイクロトマトよりも若干大きいサイズとなっていました。
皮は固くツヤツヤしています。皮が固いので、食べた時に皮が口の中に残ってしまうことがありますが、気になるほどではないでしょう。
ホワイトカラントのおすすめの食べ方は?
ホワイトカラントは甘くて酸味が弱いので、そのまま食べるのが一番美味しい食べ方と言えます。トマトの青臭さがなく、そのかわりにベリー系の香りが広がるでしょう。
また、ホワイトカラントは味だけでなく見た目が魅力的です。
真っ白なタイプのホワイトカラントは実の中の中身が透き通って見えるのでとても神秘的。その美しさを生かすために、料理に使う時にはそのまま切らずに盛り付けると良いでしょう。
また、ホワイトカラントは、ベリーのような味と香りがするのでジャムやお菓子にするのもおすすめです。ベリーを使うように、パイやタルトにすればおしゃれな手作りスイーツになります。
まとめ
今回は白ぶどうのような見ための不思議なミニトマト、ホワイトカラントをご紹介してきました。
わずか1cmというとても小さなトマトです。
食べてみるとトマトならではの酸味や青臭さを感じることなく、ベリーの爽やかな甘みを感じることができます。サラダや料理の彩りに加えるのはもちろん、ジャムやお菓子作りにも使える魅力的なトマトです。