イタリア人の天才トマトブリーダー、マウロ氏が手掛ける「マウロの地中海トマト」シリーズの中に、ユニークなトマトを見つけました。ブラッディタイガーというトマトなのですが、名前の由来や見た目にインパクトがあるのです。ブラッディタイガーの味や特徴についてご紹介していきたいと思います。
ブラッディタイガーとは?
名前の由来は?
ブラッディタイガーを直訳すると「血まみれの虎」をいう意味になります。なかなかインパクトがありますよね。
しかし名前の由来は、「血」ではなく「リコピン」を指しているようです。
トマトにはリコピンという栄養成分が入っています。赤い色素成分でもあります。野生の虎がこのリコピンシャワーを浴びているように見えることから、ブラッディタイガーという名前がつけられたのです。
どこが開発している?
ブラッディタイガーは、種子や資材の販売、生育方法の研究開発などと行っているパイオニアエコサイエンス株式会社と、イタリア人のトマトブリーダーマウロ氏が共同で開発したトマトです。2014年に販売が開始されました。
高リコピン?
ブラッディタイガーの魅力は高リコピンということです。一般的な大玉トマトの約6倍ものリコピンが含まれていることがわかっています。
リコピンは非常に優れた抗酸化作用があり、老化予防、生活習慣病予防が期待できます。このリコピンの抗酸化作用は、同じように抗酸化作用があり「若返りのビタミン」と言われているビタミンEの約100倍とも言われています。
健康にも美容にも良いトマトなのです。
茶色と緑のストライプ
遠くから見ると、ブラックトマトのような色にも見えるのですが、近づいて見ると茶色と緑のストライプ柄になっていることがわかります。
この外見から、ブラッディタイガーという名前になったのです。
ブラッディタイガーの味などの特徴は?
糖度が高め?
ブラッディトマトは独特な見た目なので味が想像しにくいのですが、食べてみると甘くて美味しいトマトであることがわかります。
糖度は約9度~11度なっているので、フルーツトマトのような甘みがあります。
皮は?
皮はしっかり硬くて歯ごたえがあります。プラムのような食感があるトマトなので、フルーツ感覚で食べることができるでしょう。
形は?
形はきれいな丸形をしており、重さは1個20gほどです。普通にスーパーで売られているミニトマトよりも一回り大きな形になっています。
色が独特
ブラッディタイガーの一番の特徴は色です。緑色と茶色が縞々になってゼブラ模様になっています。「ブラッディタイガー=血まみれの虎」という名前がぴったりのトマトです。1つ1つ様々なゼブラ柄をしていて自然の神秘を感じます。
味は?
ブラッディタイガーは、ユニークな見た目のトマトなので、ちょっと食べるのに抵抗を感じる人もいるかもしれません。やはり真っ赤な新鮮トマトは美味しそうに見えます。
ところがブラッディタイガーは、見た目だけでなく味も美味しく、ちょっと他のトマトにはない味わいがあります。
糖度が高いトマトなのですが、トマト独特の酸味や香りが強いのでトマト好きな人におすすめの濃い味のトマトなっています。
ブラッディタイガーのおすすめの食べ方は?
味がしっかりとしていて、実と皮もしっかりしているので食べ応えがあります。その美味しさを味わうためには生で食べるのが一番でしょう。おしゃれなカラーをしているので、サラダやカナッペなどの料理に映えます。
また、加熱料理に使っても実がしっかりしているので崩れることがありません。
まとめ
今回は「血まみれの虎」という意味のブラッディタイガーという不思議なトマトについて調べてみました。有名なイタリア人トマトブリーダーのマウロ氏が開発したトマトということで、美味しさや甘さはお墨付き。さらに茶色と緑色のゼブラ柄が目を引くユニークなトマトということがわかりました。