イタリアの種育家マウロ氏が日本人のために開発したトマトシリーズ「マウロの地中海トマト」。その中に、自家製ナポリタンソースが美味しく作れるというトマトがあります。その名もロッソナポリタンという品種のトマトです。味や特徴、おすすめの食べ方についてご紹介したいと思います。
ロッソナポリタンとは?
由来は?
ロッソナポリタンは、自家製ナポリタンソースを作るのに最適なトマトです。
ナポリタンとは、昔から日本人に愛されてきたケチャップベースのパスタソースです。普通は市販のケチャップを使いますが、ロッソナポリタンを使えば、ケチャップを使わずに極上のナポリタンソースを作ることができるのです。
ロッソナポリタンの名前の由来は、はっきりと説明されていませんが、おそらくナポリタンソースが美味しく作れるトマトということで、「ナポリタン」という言葉が名前に入っているのでしょう。
「ロッソ」はイタリア語で「赤」を意味する言葉になっています。ロッソナポリタンの真っ赤な色と、ナポリタンソースの赤い色がイメージされているのだと思います。
どこが開発しているの?
日本の種苗メーカーのパイオニアエコサイエンス株式会社と、イタリア人トマトブリーダーのマウロ氏が共同で開発したトマトです。
全国のスーパーや直売所で売られていることもありますが、確実に手に入れたい人は通販を利用すると良いでしょう。
家庭菜園用に種も販売されているので、自分で育ててみることも可能です。
暑さ寒さに強く、病気にもなりにくいため、比較的育てやすいミニトマトとなっています。
ロッソナポリタンの味や形などの特徴は?
形は?
ロッソナポリタン縦長の楕円形をしたミニトマトです。10g~15gと小ぶりのミニトマトとなっています。濃く、鮮やかな赤色をしています。
味は?
糖度は9度~11度となっており、高糖度の「マウロの地中海トマト」シリーズの中でも特に甘いミニトマトです。
さらに酸味がしっかりしているのも特徴です。甘さも酸味も強いので、トマトの旨みをたっぷり楽しめるでしょう。
ロッソナポリタンには、旨み成分であるグルタミン酸が入っているのですが、一般的なピンク系大玉トマトの約2倍も含まれています。
ロッソナポリタンは甘みがあるので、生食はもちろん加熱しても美味しいです。調理・加工用トマトとしても人気が高くなっています。
ロッソナポリタンのおすすめの食べ方は?
ロッソナポリタンは、そのまま生食しても美味しいのですが、おすすめは加熱料理です。
その名の通り「ナポリタン」にしてみましょう。
トマトソースというと難しそうなイメージがありますが、ロッソナポリタンなら簡単に作ることができます。
ロッソナポリタンと同じ「マウロの地中海トマト」シリーズの甘いトマトであるシシリアンルージュも一緒に使うとより美味しく出来上がります。
シシリアンルージュ2:ルッソナポリタン1が黄金比です。湯むきしたトマトをオリーブオイルで炒めて塩を加えます。
あとは煮詰めるだけで、自家製ケチャップになるのです。
ベーコン、ピーマン、マッシュルームなどを加えて、茹でたパスタと絡めたら極上ナポリタンの出来上がりです。
トマトには抗酸化作用のあるリコピンが含まれているのですが、オリーブオイルで煮込むことで、吸収率が4倍になるということがわかっています。
ロッソナポリタンの健康効果を高めたいのであれば、ぜひオリーブオイルを一緒に使いましょう。
まとめ
今回は加熱料理におすすめのミニトマト、ロッソナポリタンについてご紹介してきました。甘みと旨みが凝縮されているので、生食だけでなく加熱しても美味しいのが特徴です。特にオリーブオイルと煮込むと栄養成分リコピンの吸収率がアップするのでおすすめです。