ワインのような素敵な名前のトマトを見つけました。ルージュドボルドーというトマトです。イタリアのトマトブリーダー、マウロ氏が開発した葡萄のようなトマトというのです。葡萄のようなトマトとは、一体どんなトマトなのでしょうか。味や特徴などについて調べてみたいと思います。
ルージュドボルドーとは?
由来は?
「ボルドー」とは、フランスのボルドー地方で作られた赤ワインにちなんだ色名です。
ルージュドボルドーは、葡萄を彷彿とさせるトマトということでつけられた名前ということなので、葡萄のようなボルドー色をしているトマトを想像していました。
しかし、葡萄のような色をしているのではなく、トマトの実のつき方が葡萄のようなのです。
ルージュドボルドーは、まるで葡萄のように房なりに実をつけます
房のまま収穫することができるので、本当に葡萄のように見えるのです。
どこが開発したトマト?
日本の種苗メーカーであるパイオニアエコサイエンス株式会社と、イタリア人の有名育種家のマウロ氏が日本人向けに共同で開発したトマトです。ルージュドボルドーだけでなく、「マウロの地中海トマト」シリーズとしてたくさんの品種のトマトがあります。
ルージュドボルドーは「葡萄のような房なり。美味しさが長持ちする」というコンセプトで誕生したミニトマトです。
通販や直売所などで購入することができるのですが、家庭菜園用の種を購入することもできます。
ルージュドボルドーの味や形などの特徴は?
裂果しないから育成しやすい?
ルージュドボルドーはきれいな朱色のミニトマトです。10g~15gの小さいサイズのミニトマトでコロンとした可愛いらしさが特徴となっています。
ヘタの形が星型になっているところもポイントです。
そして皮が固く裂果しにくいという特徴があります。ミニトマトは皮が柔らかいと収穫前に裂果してしまう心配があり、収穫するタイミングを見極めるのが難しいです。でもルージュドボルドーは裂果の心配をせずに収穫することができます。収穫後も日持ちするのでたくさん収穫しても無駄にすることがないでしょう。
さらに病気になりにくいというメリットもあります。
だからプロにも家庭菜園を楽しむアマチュアの人たちにも人気が高いのです。
実がよくなる?
ルージュドボルドーは、とにかくたくさん実がなります。これも家庭菜園におすすめの理由です。
葡萄のような房なりはとても美しいので目で見て楽しむこともできるでしょう。
味は?
家庭菜園を楽しむ人たちの間で、ルージュドボルドーはとても甘くて美味しいと評判です。
糖度は7度~10度なっており、「マウロの地中海トマト」シリーズの他のトマトに比べると若干糖度が低いのですが、普通のトマトに比べたらとても甘いです。
一般的な大玉トマトの糖度は4度~6度となっているので、食べ比べてみたら甘さの違いはすぐにわかると思います。
酸味もバランスよくあり、すっきりとした美味しさがあるでしょう。
ルージュドボルドーのおすすめの食べ方は?
ルージュドボルドーはすっきりとした味わいがあるので、生のまま食べるのがおすすめです。加熱したり味付けをせずに、そのままの美味しさを味わいましょう。
パーティの時のサラダ、オードブル、ピンチョスなどにもおすすめです。家庭菜園で収穫した場合には、房のまま盛り付けるのも楽しいかもしれませんね。
まとめ
葡萄のようなミニトマトがあるということで調べてみたのですが、ルージュドボルドーは葡萄のような味、色ではなく、葡萄の房のように実がなるということがわかりました。たくさん実をつけたルージュドボルドーは本当に見事です。家庭菜園用の種も売られており、比較的簡単に育てることができるので、興味がある方は、たくさんのルージュドボルドーの収穫を楽しんでみてはいかがでしょうか。